アルファードはミニバンとして開発された車種ですが、まず大前提なのは高級車として位置付けされていることです。
そのため、同じトヨタ車で比較してもノア・ヴォクシーよりも維持費は高額になってきます。
よくある話ではありますが
「どうしても欲しくて買ったはいいけれども維持ができない。」
結果、売却してしまったなんてことは避けたいものです。
そこで今回は、アルファードのハイブリッドモデルをターゲットに維持するためにはどれぐらいの年収が必要なのか?
そのあたりを解説したいと思います。
維持費の中で人によって異なるのは駐車場代とガソリン代
アルファード/アルファードハイブリッドに限らず、自動車を維持するには必ず維持費が必要です。
自動車は買って終わりではありません。
その車に乗り続けるには維持費を捻出し続けなければなりません。
昨今、レンタカーやカーシェアが都市部を中心に増えつつあるのはそのためです。
まず、車を買う時の判断基準として買った後にどれぐらい使用するか?となるのです。
駐車場代がいくらかかるのか把握しておく
- 地方であれば2,000円~
- 都心部だと30,000円~40,000円
- 郊外で15,000円~20,000円
アルファードハイブリッドを維持するためにはまず、その車両を保管する駐車場が必要となります。
都市部と地方では駐車場代にかかる費用にはかなり開きがあります。
地方で土地代が安いのであればそれこそ月あたり\2,000~あります。
その代わりに自動車がないと生活できないような環境であるのは言うまでもありません。
それに対して都市部で高いところであれば\30,000~\40,000前後という場所もあります。
郊外で\15,000~\20,000ぐらいでしょう。
駐車料金は月極め・一時貸しのどちらにも言えるのが土地の物価に左右するということです。
乗られている車が今はなく初めてアルファードハイブリッドを購入予定というのであれば、まずは駐車場代のだいたいの相場を調べてみましょう。
当然ではありますが、持ち家一軒家などで駐車場となる場所をご自分で持たれているのであれば駐車場代は必要ありません。
アルファードハイブリッドの維持費の中で人によって異なるのは駐車場代とガソリン代です。
ですので、維持費を計算する上で駐車場代は非常に重要なポイントです。
1ヶ月に想定される走行距離からガソリン代を計算しておく
(\150/L・平均的な実燃費11.0km/Lから算出)
- 1ヶ月に1,000km→13,636円
- 1ヶ月に2,000km→27,272円
次にガソリン代ですが、ビジネス使用をする・通勤のみで使う・週末しか使用しないなど、人によって維持費が変わってきます。
以前にアルファードハイブリッドの実燃費が平均11.0km/L(30系)であると紹介しました。
これを基に計算したいと思います。
ビジネス利用で1ヶ月に3,000km走行する方がおられるとします。
ガソリン代は(変動しますが)仮に\150/Lとして計算します。
そうすると、この方は1ヶ月にガソリン代に
3,000km÷11.0km/L=272.7L
この計算で272.7Lのガソリンが必要という計算になります。
272.7L×\150=\40,905
ですので、1ヶ月に\40,905のガソリン代が必要という計算になります。
同じようにご自身の条件に当てはめていけば1ヶ月あたりのガソリンの目安はわかります。
一度計算してみましょう。
毎年必要となる費用
それでは次に毎年かかる費用はどのくらいでしょうか。
費用としては大きく分けて二つあります。
自動車税と任意保険料です。
自動車税
- ガソリンモデル3.5L‥58,000円
- ガソリンモデル2.5L‥45,000円
- ハイブリッドモデル‥11,500円
まず、自動車税ですがここでアルファードではなくアルファードハイブリッドを選択するメリットがあります。
ガソリンモデルの3.5Lであれば自動車税は\58,000の支払いが必要です。
2.5Lモデルであれば\45,000支払わなければなりません。
ところが、アルファードハイブリッドはエコカーとして税金面でかなり優遇されています。
グリーン税制の導入もあって新車購入の翌年の自動車税からは75%の税金免除が受けられます。
その結果、年間の自動車税は\11,500とかなり減税されています。
乗る年数にもよりますが、ここの部分を考えれば購入時に多少高くてもハイブリッドモデルの方がお得である理由も納得できます。
任意保険
- (例)7,000円/月→年間84,000円
- 人により条件がさまざまであるため、購入前に保険会社へおおよその保険料を確認しておく
自動車には強制賠償保険の他に任意保険があります。
「任意」とはなっていますが、もしものことを考えて加入するのが一般常識とも言えます。
この任意保険ですが、加入期間や無事故の実績によって年間実績が異なります。
仮に\7,000/月という方がいたとします。
その方であれば\7,000/月×12ヶ月=\84,000/年となります。
条件は一人一人異なりますので、詳しくは保険会社に確認しましょう。
忘れがちな節約ポイント!自動車保険の見直し!
維持費の中でも大きな負担となる自動車保険。
自動車保険は毎年の更新が必要です。
一方で無事故無違反であれば、等級も上がり保険料が安くなる場合が多いです。
忘れがちなのが更新のタイミングでの保険の見直しです。
本当はもっと安くなっていた保険料、見直していないばっかりに数万円も高く払っていることに気付いていない方も多いです。
いつも更新していた保険会社Aの保険料、保険会社Bへ見積もりをとったら「3万円も安くなった」こんなケースも珍しくありません。
ネット上から申し込める自動車保険一括見積もりなら、1度の申し込みで複数の保険会社の見積もりを比較することが可能です。
見積もり結果は「メール」または「郵送」で、各保険会社または損害保険代理店から案内が来ます。
届いた見積もりをもとに比較・検討をしましょう。(「郵送」の場合は1週間以内に手元に届きます。)
お得な自動車保険に加入して楽しいカーライフを過ごしましょう。
※見積もりは無料で面倒な電話での問い合わせはありません。
車検・メンテナンスに必要な費用
- 車検‥最低でも12万円程度は必要になる
- メンテナンスに関する交換費用‥ブレーキパッド・ブレーキフルード・バッテリー・エアクリーナー・Vベルトの交換で計69,000円ほどかかる
冒頭でも触れましたが、自動車は買って終わりではありません。
自動車は機械ですので使っているうちに故障もしますし、点検も必要です。
そして、日本ではある一定以上の安全基準を満たさないと公道を走行できません。
その法律が道路運送車両法なんですが、ザックリ言いますとその法律にクリアするためにあるのが車検制度です。
その車検制度のために自動車法規というものがあります。
車検はこの自動車法規に基づいて自動車検査員が検査を行います。
この車検に合格すると新たな車検証が発行され、引き続き自動車を使用できるという仕組みです。
その車検ですが、ディーラー店舗等の指定工場(自社で車検設備を有する事業所)で車検を依頼したとします。
かかる費用としては以下が必要です。
- 24ヶ月点検費用
- 車検代行費用
- 検査手続き手数料
- 重量税
- 自賠責保険料
- 交換部品代
- 作業工賃
初回車検等で走行距離が少ないのであればエンジンオイルやブレーキフルードの交換程度で部品代はほとんどかからないでしょう。
24ヶ月点検費用・車検代行費用の二つですが、これは整備工場に持ち込んでその事業所で検査を行うために支払う費用になります。
検査手続き手数料・重量税・自賠責保険料は必ず必要となる費用で、法定費用と言われています。
これらを合算すると、車検時には何もしなくても12万円程最低でも必要となります。
また、車検ではありますが自動車は12ヶ月ごとに法定点検を受けなければいけないという法律があります。
それを法定12ヶ月点検と言いますが、故障や事故防止のためにも1年1回は点検を受ける必要があります。
費用は平均して点検費用のみで\10,000前後です。
上記は走行距離が浅く、交換部品がなかった場合の予算です。
それぞれの大まかな部品交換にかかる費用を記載しますのでご参考にしてください。
- ブレーキパッド(部品代\15,000程度、工賃\5,000程度)
- ブレーキフルード(部品代\3,000程度、工賃\4,000程度)
- バッテリー(部品代\25,000程度、工賃\2,000程度)
- エアクリーナー(部品代\4,000程度、工賃\1,000程度)
- Vベルト(部品代\5,000程度、工賃\5,000程度)
※上記はおおよその金額ですので選択する部品・事業所によって異なります。
詳しい金額等は実際に入庫する事業所にご確認ください。
まとめ
- アルファードのハイブリッドモデルで年間70~100万円前後の維持費が必要
- 少なくとも年収が400万円は必要となってくる
今回はアルファードハイブリッドを維持するために必要な維持費を解説させていただきました。
年間維持費を計算すると、個人差はありますが70~100万円前後の維持費が必要です。
アルファードハイブリッドをローンで購入していればさらに維持費は上がります。
各ご家庭の生活費も必要ですので、少なくとも年収が400万円は必要という計算です。
これらは概算ですので、ご自分の条件に当てはめてみて計算してみてください。
アルファードハイブリッドご購入の参考にしていただければと思います。